愛犬に起こり得る二つの結石症について知っておこう!

著者の愛犬も結石なので結石の原因予防などに少し触れてみます。
興味がある方やパピーのわんチャンを飼われている方は是非読んでみてください。
(文字数約2000)

「シュウ酸カルシウム結石」「ストライバイト結石」この二つが犬の結石の中で多いとされています。
ですが、尿のPH(ペーハー)は全く逆の意味を示すのです。

もっとも多いとされている結石2種類

アルカリ性に傾いた尿で起こるストラバイト結石、酸性尿で起こるシュウ酸カルシウム結石。
アルカリ性の尿は、ショウ酸カルシウム結石を溶かしてくれますが、ストラバイト結石は溶けません。
逆に酸性尿はストラバイト結石を溶かしてくれますが、ショウ酸カルシウム結石は溶けません。

この二つの結石の原因とは?

どの結石症でも言えるのですが、はじめは結晶と呼ばれる小さなものだと言うこと。結晶が結石になるには、結晶がくっつくための「核」となる細菌が必要となります。ですから細菌感染を防ぐことで、結石化の予防ができると言われています。更に詳しく各結石症について考えてみます。

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シュウ酸カルシウム結石

シュウ酸カルシウム結石は酸性尿で起こります。この結石にかかるワンちゃんの多くは、中程度の脱水が見られるそうです。つまり、水分の摂取量が少ないと言う事。水分摂取がどれだけ重要かがよくわかります。

この結石にかかるワンちゃんを獣医さんに見せると、リンやカルシウムの摂取を控えるように言われた方も多いのではないでしょうか?
シュウ酸と結合し、結石となるカルシウムを食事から排除する事で、結石のリスクを減らそうと言う考え方です。確かにこの考え方も一理ありますが、カルシウムも愛犬にとって必要な栄養素です。

結石のできる状態の消化器内ではシュウ酸とくっつき、便と一緒に排出する役割のカルシウムが足りず、尿とつくる泌尿器内にシュウ酸が放出されてしまいます。
泌尿器内では尿酸値が高くなると、細胞からカルシウムを取り出します。。その取り出されたカルシウムとシュウ酸がくっ付くことでシュウ酸カルシウム結石が作られるのです。
(多少の結石化は正常時でも良くあることで、尿と一緒に排出されるため必ず結石を作るとは限りません。)

ストラバイト結石

犬の結石で一番多いとされているのが「ストラバイト結石」です。ストラバイト結石は、大便などの大腸菌が尿道に進入して、膀胱炎/尿道炎などの尿路感染症が原因で、尿がアルカリ性に傾いてしまい、酸性では溶解している結晶がアルカリ性では溶解できないので、細菌が核となり結晶が集合し結石になると言われています。

犬のストラバイト結石の再発予防では、細菌が入らないようにする、細菌が増殖しないようにするなどで結石の再発を予防する事が必要と言われています。

感染結石といわれているストラバイト結石の再発予防は、細菌に感染しないようにする事が一番。

でも・・・日常生活の中で、様々な細菌が愛犬たちの周りには存在します。ですから、免疫力を高め細菌に負けない体作りをする事も重要です。

重要な水分補給をその分量

水分補給が結石にとって(結石じゃなくても)重要なのは当然です。
結晶から結石になるその前に、尿量を増やし尿と一緒に排出する事で大きなトラブルとなるのを防ぐ事ができます。
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愛犬が1日に必要な水分量は、摂取カロリーをCCに直した量だと言われています。例えば1日の摂取カロリー目安が、300kcalなら300CCのお水を飲む必要があると言う事です。
愛犬に上手に水分を取らせる方法をいろいろ考えてみてください!!

免疫力を高める食事とは!?結石に良いとされるハーブと炭の力

食生活を改善することで、尿路結石の再発が約40%から10%に低下すると言われています。
ハーブの力を取り入れて結石予防をしてみるのもありですね。(ヤロー、グランベリー、オリーブリーフ)

また、炭と木酢液は食事とともに摂取をすることで、クレアチニンなどの体内の毒素や老廃物を効率良く吸着・排出することができ、不純物や老廃物のお掃除をしてくることが研究データからも知られてます。
木酢液は、愛犬の腸内環境を整えてくれます。
腸には免疫や造血、代謝など様々な役割がありますし細菌感染を防ぐためにも腸内環境を整え、免疫力アップを図るのも重要なことです。

まとめ

食生活で予防できる病気は防ぎたいですね!
適度な運動と食事!これ大事です。

ゴールデンレトリーバーのリュウ君 / 14歳
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白内障で片目はほとんど見えなく、シニアなので足取りも重いですが元気に大好きな散歩をこなしてます。
ある程度の運動と、適切な食生活を心がけた証ですね!

パートナーですので、人間の食事と同じように気を使ってあげれば未然に防げる病気もあります。
何よりも、愛犬には長生きしてもらい出来るだけ一緒に過ごしたいですから!

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