伝統あるアメリカのドッグショー、2016最高賞はジャーマンポインターに！

現在、世界各地で行われているドッグショー。
日本でも1950年代から欧米諸国並みな確立してきました。

そんなドッグショーの中でも100年以上の歴史のあるアメリカの
「ウエストミンスター・ケネル・クラブ・ドッグショー」
(Westminster Kennel Club Dog Show)
テレビ放映では高視聴率を誇る人気イベントの2016大会が先日、
2月の15、16日に行われました。

ウエストミンスター・ケネル・クラブ・ドッグショーとは

世界三大ドッグショーの一つであるウェストミンスター・ケンネル・クラブ・ドッグショーは、世界で最も愛されかつ希少でもある品種を紹介する、チャンピオン犬のみが出場可能な世界的なドックショーです。

１４０回目となる今年は、品種判定とベンチングが再びピア92/94で開催され、エントリーを３２００匹まで拡大する追加スペースも用意されています。また、ジュニアショーマンシップの予選もピア92/94で開催されます。ジュニアショーマンシップの決勝、グループ判定、ベストインショーは、夜にマディソン・スクエア・ガーデンで開催されます。

今年の参加者は世界10カ国以上、計2,700頭ものワンちゃん達がこの日のために集まりました。

2015年の最高賞、ビーグルの「Miss P」

2014年の最高賞、ワイヤーフォックステリアの「スカイ」

また、同じく世界３大ドッグショーの１つである「ドッグショー･クラフツ」(Crufts Dog Show)の2016年の記事はこちら[kanren postid=”1395″]
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ドッグショーって何を競うの？

ドッグショーでは、犬種ごとの理想像を定めたスタンダード(犬種標準)※を基準にして審査を行っています。審査ポイントは次の6点です。
タイプ(犬種ごとの特色)
クオリティー（犬質の充実度や洗練度）
サウンドネス(精神的・肉体的な健全性)
バランス(全体の調和)
コンディション(健康状態、精神状態)
キャラクター(魅力、マナー)
審査員はまず、個体審査（犬を前・横・後ろから見て、直接手で触って骨格、歯並び、毛質などのほか、歩かせて動きなどを確認）を行います。次に比較審査を行い、一番スタンダードに近いと思われる犬を最優秀犬に選びます。

実際には、審査員はスタンダード（犬種標準）に基づいて審査をしていますので、個々の犬同士を比べているのではありません。審査員の頭の中に刻まれた各犬種のスタンダードと照らし合わせて行われるため、まったく別の犬種同士でも審査が可能なのです。
※スタンダードは、ＪＫＣより「全犬種標準書」として出版されています。

１種ずつではなく、すべての犬種を同時に競うのですね。
犬種ごとに理想の体型は異なるため、足の長いスタイルの良い犬種が有利ってわけではないようです！

今年の優勝は？

最高賞である「ベスト・イン・ショー」を今年受賞したのは…
ジャーマン・ショートヘアード・ポインターの「Ｃ．Ｊ．」くんです！

Ｃ．Ｊ．くんの飼い主さんは最高賞が発表される前、
「（Ｃ．Ｊ．は）このために生まれてきた。彼には何か特別なものがある」と述べていたそう。
今年はの参加ワンコは2,700頭。
そんな数多い参加ワンコの中から見事選ばれた瞬間の、
最高なＣ．Ｊ．くんと、飼い主さんをご覧ください。

整った顔に美しい毛並み、キラキラと輝く瞳は
さすが今年のナンバーワンと言ったところでしょうか。
飼い主さんもとっても嬉しそう！

会場でのＣ．Ｊ．くんの様子はこちらからどうぞ！

ドッグショーは日本ではいつやっているの？

実はほぼ毎週末行われているんです！
スケジュールや開催場所はこちらから確認できます。

審査は午前8時30分頃から始まります。
各犬種の審査は午前中にほぼ終了し、午後からは入賞した犬がさらに上位を目指して出場します。
ですから、たくさんの犬種を見たいなら午前中の早めがオススメです。
大規模なドッグショーだと2日間に分けて審査しますので、
お目当ての犬種が何日目の何時からあるのか、調べておきましょう。

ぶらぶらとリングを見て回るのも楽しいものですが、
会場は混雑しているし、広くて回るのもタイヘン。
会場に入ったらまずドッグショーの「出陳目録」を入手して、
自分が見たい犬種をいくつか決めて計画を立てて回るほうが効率的です。
各リングにも審査スケジュールが掲示されていますので、チェックしておきましょう。

まとめ

実は日本でも毎週のように開かれているドッグショー。
行ってみたいけれど、行ったことがないしマナーもわからない…
そんな方でも大丈夫！
ドッグショーに参加する際のマナーなど、
詳しいことはこちらのサイトを参考にしてみてください。
ぜひ一度、近くのドッグショーに足を運んで
犬達と飼い主さんの本気を間近でご覧ください！

出典：http://edition.cnn.com/2016/02/15/us/gallery/westminster-dog-show-2016/index.html

おまけ