災害救助犬「夢之丞」が熊本へ出動

[aside type=”warning”] この度、熊本地震により亡くなられた方に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
被災された方々やワンちゃん達が安心して過ごせますよう、一日も早い復興を心からお祈りします。
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みなさん、夢之丞(ゆめのすけ)という災害救助犬をご存知でしょうか?
このワンちゃんが今、熊本県内の倒壊した家屋で被災された方の捜索をしています。

夢之丞って?

夢之丞は実は保護犬の出身。
生後4ヶ月頃に殺処分寸前だったところを、現在災害救助犬として所属している団体「ピースウィンズ・ジャパン」に保護されました。
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保護されてからは災害救助犬としての訓練を受け、2014年に起きた広島土砂災害で初めての出動。
その後は大風で浸水被害を受けた茨城県常総市や、ネパール大地震、台風13号が上陸した台湾などの海外でも活動してきました。

人間の勝手な都合で殺処分寸前だった夢之丞は、
いまでは災害救助犬として私たち人間の命を救ってくれているのです。
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その夢之丞が今、熊本地震で被災された方の捜索活動を行っています。

災害救助犬として、熊本へ

熊本県で14日午後9時半ごろに発生した震度7の地震を受けて出動したピースウィンズ・ジャパン(PWJ)の災害救助犬・レスキューチームは、15日午前8時ごろ、被害が確認されている熊本県益城町に到着しました。午前9時頃に同町の対策本部で訪問し、状況を確認。

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)の災害救助犬・レスキューチームは、15日午前10時過ぎから、被害が確認されている熊本県益城町の惣領、安永地区で活動中です。

災害における人命救助において、「72時間の壁」という言葉があります。
これは人間が飲まず食わずで生存できるとされている時間で、これを超えると生存者の割合が急激に低下します。
夢之丞を含むPWJのレスキューチームは地震発生から半日ほどで救助活動を開始し、できるだけ早く生存者を発見するため、捜索を開始したのです。

こちらは捜索活動の様子です。
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私たちに今できること

夢之丞や他の災害救助犬、レスキュー隊やボランティアの方々。
さまざまな犬や人たちが、被災された方々のために今なお現場で懸命な捜索活動を行っています。
被災した方々のために自分も何かしたい。
そうは思っても、私たちが直接現地へ行って助けることは現実的に難しい問題です。

だからといって、イベントや発言をむやみに自粛する必要はありません。
現地で気が滅入っている方が、他の地方の方の応援や発言を見て、元気が出た。
そういった声もあります。
※もちろん震災を冷やかしたり、悪口を言ったりと、人が嫌な気持ちになることはダメですよ。

募金や、救援物資や、応援のメッセージなど。現地へ行けなくとも、私たちにできることはたくさんあります。
チャリティーイベントに参加することももちろん、私たちにできることの一つです。
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自分1人でできることはとても少ない。
けれど一人一人が考えて行動することで、少しずつでも現状を変える力となるはずです。

みんなで協力しあって、この危機を乗り越えていきましょう!!

記事内画像引用:facebook

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