愛犬のストレスを見抜く8つの要因

ストレスが現代病とまで言われている近年、人と暮らす”犬”もストレスにさらされています。

愛犬のストレス

ストレスは様々な病気や問題行動を引き起こす引き金にもなりかねません。自分の飼っている犬の特性を把握し、ストレスにならないような飼育を心がけ、またストレスを抱えているかな?と感じた時には速やかに対処してあげることが大切です。

ストレスをつくらないのも、対処できるのも飼い主さんにしかできません。

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ストレスの原因

「ストレス」と言えば精神的なものを思い浮かべると思いますが、その原因となるのは様々です。

また、個体差によってもストレスに感じる感じないなど違いがあります。
ストレスの要因として多い例を8つを記します。

1.気温の変化や生活環境変化によるもの(引越しなどの環境変化など…)
2.食事によるもの(好みでない食事を与えられたり、量が少なかったり…)
3.睡眠不足
4.病気や怪我など(体調不良からストレスを感じることも…)
5.社会的刺激がない(散歩に連れて行けない、かまってもらえないなど…)
6.発情期によるもの
7.知らない人、犬に出会う
8.相性の悪い犬と一緒に生活させられる(多頭飼いの方は注意が必要)

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この他にも、愛犬がストレスに感じるものがあるかもしれませんので、飼い主として『どんな事に対してストレスを感じているか?』を理解してあげることが大切です。好奇心旺盛な犬、臆病な犬、フレンドリーな犬、人見知りな犬、食いしん坊の犬と、そうではない犬。
自分の犬がどうなのか客観的にみておく必要があります。

ストレスの影響

ストレスによりどんな影響があるのかも個体によって異なります。また、子犬、成犬、老犬、によっても影響の度合いも大きく変わります。
特に子犬時代にのストレスは成長段階での性格をつくる上で非常に大きな影響があり、ストレスによるダメージも大きいため注意が必要です。

※愛犬のストレスチェック

⬜︎ 食欲がない
⬜︎ 排出回数が増える
⬜︎ 落ち着きがない(ウロウロしている、寝場所を頻繁に変えるなど・・・)
⬜︎ 下痢をする
⬜︎ 普段とは違う声で鳴き続ける
⬜︎ 体の一部を舐め続ける、ひっかき続ける

上記の症状が見られた場合ストレスを抱えている可能性が高いと思われます。
どこからが正常な行動で、どこからがストレスサインなのか明確な境界線はありませんが、犬のストレスに気付いてあげるためにも、愛犬の普段とは違うちょっとした変化に気がついてあげなければなりません。
そうした変化に気がついてあげられるのは毎日、愛犬の様子を見ている飼い主だけです。

ストレスのサイン

カーミングシグナルをご存知でしょうか?
家族に怒られたり、散歩中に他の犬に出会ったり、目の前の状況が理解できない時など特定の状況の中で一時的なストレスを感じた時に、自分を落ち着かせるためにおこなう『ボディーランゲージ』を『カーミングシグナル』と言います。また、不安、恐怖心や、不快な刺激、犬や人からの威嚇などを和らげる時にも用います。

※よく見られるカーミングシグナル

あくびをする / 自分の口の周りをなめる / 鼻をなめる / 体をブルブルと振る / 背を向ける / 体を横にそらす / 尾を振る / 地面をクンクンと嗅ぐ / カーブを描いて歩く / 静止して動かない / 目を細める / 視線をそらす / 足をあげる / 頭を横にそらす / 伏せる

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記載の行動以外にも様々なサインがありますが、一過性のものですので無理に止めさせたりせず犬がストレスを感じ、落ち着こうとしているのだと理解してあげましょう。

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